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地御前かき

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 広島湾一帯では、縄文・弥生時代から天然の牡蠣が食べられていました。
緑豊かな中国山地から注ぐ清流と瀬戸内海の海水とが混ざり合い、降り注ぐ陽光をたくさん浴びた栄養価の高いプランクトンを繁殖させます。
さらに、瀬戸内海の海水温の変化が、牡蠣の産卵や成長のリズムにピッタリと合っているからです。
  養殖は室町時代からスタートし、日本で最初に始めたのも「安芸国(広島県)」といわれています。
干潟に牡蠣を付着させて育成を待つ「石蒔き養殖」から、竹枝のひびに牡蠣を付着させて海に建てる「ひび建て養殖」、さらに現在の移動式「いかだ養殖」へと移っていきました。
波静かな地形が養殖いかだの設置に適し、今でも広島かきは全国シェアの約6割を占めています。
名実共に広島は「牡蠣のふるさと」といえるでしょう。
 
 広島かきの特徴は、殻が大きく長目で、身がボッテリとして、ひだがくっきりと黒く、濃厚な甘みを持っていること。
地御前は広島湾の西側に位置し、広島市の太田川、山口県の小瀬川、今津川、さらに原生林の残る宮島から清流が注ぎ、ふくよかな汐が集まり、ひときわ粒が大きく、味の良い高品質な「地御前かき」をはぐくんでいます。
「牡蠣のゆりかご」を守ろうと、地御前漁港の若者たちは源流付近での間伐や植林活動も行っています。
  自然に恵まれ、人々の努力が実り、「地御前かき」は2002年に水産庁官賞を受賞し、名実ともに「日本一のかき」の称号が与えられました。
世界の台所・東京の「築地市場」でも人気ブランドになっています。
 
 昭和52年度

第16回 農林水産祭
(農業祭)
天皇杯(水産部門)
受賞
平成14年度

全国漁青連設立
60周年記念大会
水産庁長官賞
受賞
平成16年度

第43回 農林水産祭 第9回全国
青年・女性漁業者大会
水産庁長官賞
受賞
 
 世界文化遺産「厳島神社」の対岸に位置には「地御前神社」が。名前の通り、厳島神社の外宮社として本宮社と同じ593年に建立されたと伝えられる由緒あるお社です。
  名前の由来は「地の御前」から。厳島神の母神様を祀っていて、御陵衣祭り(馬とばし)と管弦祭(十七夜)には、神様が厳島神社と地御前神社を往復すると言われ、毎年華やかに祭りが行われています。
  この地御前神社に抱かれるように地御前漁港があります。

 

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